先日公開したBLUEマガジンやSNS、そして「第63回 全日本模型ホビーショー」のガイアノーツブースへ足を運んでくれた皆さん、ありがとうございました!
イベントにて先行販売され大好評だった、「あおぎり高校」とガイアノーツ株式会社のコラボ塗料がついに予約開始しました!
11月4日(火)より、viviON BLUE限定で以下の3色の予約受付を開始しました!
- 山黒音玄 「重度のオタクの記憶に刻む黒色」
- 千代浦蝶美 「最強のアイドルを目指して夢見るピンク」
- 春雨麗女 「酔いどれロッククイーンの青色」
そして、イベントに来られなかった方にも、そしてイベントで実物をご覧になった方にも改めてじっくりと楽しんでいただけるよう、全3回にわたり、各メンバーの専用機として制作された作例を詳しく紹介していきます!
🗓️ 作例紹介スケジュール
- 第1回:山黒音玄専用ブリッツ
- 第2回:千代浦蝶美専用イージス(11月9日公開 / 本記事)
- 第3回:春雨麗女専用デュエル(11月13日公開予定)
今回はその第2回として、「千代浦蝶美専用イージス」の作例を徹底解説いたします!
目次
🦋 最強のアイドルを目指して夢見る!「千代浦蝶美ピンク」
これまでの市販のピンク塗料は、色がくすんでいたり、白っぽかったり、逆に濃過ぎたりと、イメージ通りの「ストレートなピンク」で塗装するには、自分で調色が必要なケースが多くありました。
しかし、この千代浦蝶美ピンクがその悩みに応えてくれます!
一般的にピンク系塗料は隠ぺい力(下地の色を隠す力)が高くない傾向にありますが、この塗料は白顔料が多めに調整されているため、隠ぺい力も比較的高く、鮮やかな発色が期待できます。
私自身、ピンクはアクセントに使うことはあっても、メインカラーとして塗装した経験は少なかったので、最初は不安もありました。 ですが、いざ塗り始めてみると、今回用意した他の色とも相性が良いことに気づき、塗装を楽しく進めることができました。
✨「らしさ」を倍増させる「オリジナルデカール」
山黒音玄と同様に、千代浦蝶美をイメージした特製デカールの制作も進行していました! 事前に塗装イメージを固めた中で白パーツにアクセントが欲しかったので、塗料と同色のデカールを追加しています。
それが、こちらです!
このオリジナルデカールは、千代浦蝶美の特徴である「蝶」・「歌」・「スカートにある模様」をモチーフにしてデザインしました。
また、英字のデカールについては、ベースキットであるイージスガンダムの世界観に登場しても違和感のないようなデザインになっていてテンションが上がります!
🤖 この作例のポイントはどこ?「千代浦蝶美」専用MG イージス、ディテールを分析!
今回は黒背景で撮影しています!黒背景はキットが浮き上がって見えるのでお気に入りです!
メインカラーである「千代浦蝶美ピンク」 は、機体各所のブラックや差し色の紫と見事に調和していて、決して浮いた印象を与えません。 これにより、千代浦蝶美のイメージにある可憐な雰囲気と、モビルスーツの力強さを両立させています。
特に注目したいのが、左胸にあしらわれた「ちよ」のマーキングです。 この手書き感のある特徴的なマーキングによって、「専用機」としての個性が一層高まっています。
この作例のポイントは考えられた「カラーバランス」にあります。 「千代浦蝶美ピンク」をメインに全身を同系色でコーディネートしつつ、 ブラックや差し色が効果的な割合で配置されています。 そのため、ピンクが主役でも派手になりすぎず、機体全体の「まとまり」が生まれ、全体の印象を明るく、キュートに引き締めています!
この作例の「専用機」感を一気に高めているのが、デカール配置です。 特に、シールドやサイドバインダー(腰のウイング)といった広い面に貼られた大きなデカールに注目してください。
キットには随所に細かいモールド(凸凹)があるので、大きなデカールをモールドに干渉させず、一番カッコよく見える位置に配置するのに本当に苦労しました…
サイドバインダーに注目してください。 左右のサイドバインダーでデカールをあえて変えてあり、 見る角度によって「表情」が変わるという仕掛けが施されています。 さらに背中のピンクの特製デカールも、良いアクセントになっています!
イージスガンダムの特徴である「MA(モビルアーマー)形態」への変形も考慮されています。 変形した際の一体感を出すため、手足は配色を揃える工夫をしています。 また、アクセントとして機体各所にピンクから白へのグラデーション塗装を導入。 これが単調さをなくし、全体の印象を引き締める役割を果たしています!
👀 作例担当者のこだわり
✍️ 作例担当者のコメント
今回の作例を塗装するにあたり、改めて千代浦蝶美の衣装デザインを確認しました。 そこで、意外とピンクと同じくらい白の面積が大きいことに気づき、配色についてはかなり検討しました。
もし白とピンクを同じ割合にしていたら、だいぶ爽やかな印象になっていたと思います。
しかし、今回は「千代浦蝶美ピンク」が主役です。 最終的に、ピンクを一番多い割合に設定し、白と紫は同程度のアクセントカラーとして塗装していきました。このバランスが、今回の作例の印象を決める大きなポイントになっています。
ちなみに、塗装に関して他のコラボ塗料も使用しています。
武器に使用している「黒」は、「山黒音玄ブラック」です。 さらに、頭部や武器のセンサー部分の「青」は「春雨麗女ブルー」を使用しています。
皆さんは、この点に気が付きましたか? ぜひ、もう一度作例の写真で該当箇所を確認してみてください。
武器は「山黒音玄ブラック」1色で仕上げています。絶妙な色味で重厚感が出ています。
センサー部分に「春雨麗女ブルー」を使用しています。
😉 おまけ
手足の配色をあらかじめ揃えてあるため、 このように複雑な形態に変形しても、カラーリングにチグハグな印象がありません。
きっと握力は40メガトンですね!
制作の勢いで、ネイル用レジンパーツやビニール素材、和紙などを駆使して、千代浦蝶美の腰にあるアクセサリーまで自作しました!
しかし、「さすがにこれは『塗料の作例』という本来のテーマから逸脱しすぎでは…?」と我に返り、泣く泣くボツしました。
🛒 使用塗料一覧
今回塗装に使用した塗料です。(括弧内の数字は割合です)
メイン外装:千代浦蝶美ピンク
紫部分:エヴァパープルTV ver. + ラベンダー(1:1)
白部分:アルティメットホワイト
淡いピンク部分:アルティメットホワイト + 千代浦蝶美ピンク(1:目分量)
目:エメラルドグリーン
センサー部分:春雨麗女ブルー
濃いフレーム部分:メカサフ スーパーヘヴィ
明るいフレーム部分:メカサフ へヴィ
武器:山黒音玄ブラック
✍️ まとめ
「千代浦蝶美ピンク」を使用した作例はいかがでしたでしょうか?
作例のようなロボットでの使用はもちろん、美少女プラモデルやキャラクタープラモデルなど発想次第で幅広い場面で活躍できる塗料だと思います!
これらのコラボ塗料は、11月4日(火)よりviviON BLUE限定で予約を開始しています。
なお、本コラボ塗料はviviON BLUEのみの限定販売となり、一般流通の予定はありません。この機会をぜひお見逃しなく、ご予約ください!
また、ご好評いただいているコラボ第1弾の「音霊魂子パープル」も販売中です。
こちらもぜひチェックしてみてください!(品切れの際はご容赦ください)