■はじめに:アニメは「視聴」から「すべて」の時代へ
世界のアニメ産業は、動画配信サービスの普及により「いつでもどこでも見られる」ものになりました。
しかしファンの欲求はここで終わりません。近年は、お気に入りの作品を「実体として手元に置きたい」「生活の中で楽しみたい」という動きが、国や地域を超えて広がっています。
本レポートでは、世界200ヶ国以上へお届けしている「viviON BLUE」の購買データ(当サイト内)を基に、日本および主要諸国の「アニメグッズ購買傾向」を整理します。
※注釈
集計期間:2025/01/16〜2025/12/13(日本時間)
指標:販売点数
対象:海外発送を含む全注文(キャンセル/返品は除く)
カテゴリ定義:SKU別に当社カテゴリへ紐付けて定義
注意:国際配送では、電池・液体(塗料/溶剤等)などの規制により「送れる/送れない」が発生します。
そのためカテゴリ順位は、「需要」だけでなく「購入可能性(配送可否・在庫・通関体験)」の影響を受けます。
目次
1. どの国で「アニメ熱」が高まっているのか?:国別売上ランキング
まず、当サイトにおける国別の売上ランキングを見てみましょう。
日本を起点とした熱量は海を越え、欧米だけでなくアジア圏にまで波及しています。
2. 【日本】2025年最新グッズ販売数ランキング
日本では、どのようなグッズが選ばれているのでしょうか。
TOP10の顔ぶれからは「集めやすい」「持ち歩きやすい」「日常で利用しやすい」グッズが強い傾向が見て取れます。
日本国内:人気ジャンルTOP10
日本でカード・ブロマイドやアクスタが人気な背景には、SNSでの『推しと一緒にお出かけする』文化が関係している可能性があります。
カードやアクスタは持ち運びが容易で、旅先やカフェでの撮影と相性が良いためです。
また、カード・ブロマイドはスマホケースなどに入れて持ち歩ける点も、日常で利用しやすいポイントになります。
当サイト内の購買傾向としても、日本ではアニメグッズが「収集するモノ」に加えて「肌身離さず持つモノ」として選ばれていることが示唆されます。
3. 【 地域別】データで見えた「各国のグッズ人気傾向」
世界ランキングを比較すると、欧米圏とアジア圏では「グッズに求めている価値」が明確に分かれています。
欧米圏(アメリカ・イギリス)
欧米圏では「プラモデル」 と 「フィギュア」が圧倒的な強さを見せています。
日本では1位だったカード・ブロマイド類がランキングに入っていないのも大きな特徴です。
これは「持ち歩いて楽しむグッズ」よりも、「家で飾る/作る/収集する」といった体験価値が相対的に好まれている可能性を示します。(※当サイト内傾向)
アメリカ:タペストリー(5位)
米国では日本と比較して住宅が広めということもあり、タペストリー文化が日本よりも発展していると言われております。
そのような国毎の文化の違いが分かりやすく出ている例と言えます。イギリス:塗料・溶剤(5位)
日本のホビー塗料は、国・地域によっては現地で入手しづらい/品揃えが限られることがあります。
そのため、viviON BLUEのような越境ECサイトで購入できることが現地の方にとっては価値になっていると考えられます。
アジア圏(台湾・韓国)
アジア圏は日本のランキングと比較的近く、“日常の中で推しを楽しむ”グッズ(アクリル雑貨、カード類など)が上位に入りやすい傾向が見られます。(※当サイト内傾向)
一方で、台湾・韓国ではセット商品が上位に入っています。
背景としては以下が考えられます。
- まとめ買いによる利便性(選ぶ手間が少ない、一気にコレクションできる)
- 国際配送における「送料設計」「関税」を踏まえたまとめ買い。
※注釈
国際配送では、配送可否(電池・危険物・液体)/サイズ・重量/関税などがカテゴリ順位に影響します。
したがって以下は「人気ランキングそのもの」ではなく、「当サイト内の購買傾向」として整理します。
4. 越境ECが選ばれる理由:背後に潜む「2兆円」の海賊版市場
世界のファンが「viviON BLUE」のような日本のサイトを利用する理由は一つではありません。
代表的な理由としては、品揃え/安心感/送料設計の分かりやすさなどが挙げられます。
その中でも「安心して購入できること」は重要な要素の一つです。
一般財団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)の推計では、 2022年にオンライン上(ダウンロード、ストリーミング等)で流通する日本コンテンツの海賊版被害額 が 約1兆9,500億〜2兆2,020億円 に達し、2019年度推計と比較して約5倍程度に増加したとされています。
※注釈
ここでいう「海賊版」は主に デジタルコンテンツの不正流通 を指します。
また、物販領域においても、国際的に偽造品の流通は大きな課題です。
OECD–EUIPOの報告では、2021年の偽造品貿易は 約4,670億米ドル で、世界輸入の約2.3%を占めると推計されています。
参考:https://coda-cj.jp/news/1472/
こうした背景から、越境ECを選ぶ動機としては次のようなものが考えられます。
- 正規品を安心して買いたい (販売元の信頼性、偽造品リスクの回避)
- 現地では手に入りにくい品揃え (国内限定・流通が薄いカテゴリなど)
- 送料が事前に分かりやすい (定額送料などでわかりやすい)
まとめ:世界共通の言語となったアニメ文化
今回のデータが示す通り、楽しみ方のスタイルは国ごとに違えど、世界中のファンの熱量に差はありません。
アニメグッズはもはや単なる「キャラクター商品」ではなく、自分の個性を表現し、生活を豊かにするための「価値ある資産」へと進化しています。
viviON BLUEは、この「世界のファンの熱量」を繋ぐ架け橋として、これからも世界へ「安心して買えるグッズ」をお届けしてまいります。
※参考情報/出典
CODA:2022年・オンラインで流通する日本コンテンツの海賊版被害額を推計(2023/04/21) https://coda-cj.jp/news/1472/
CODAニュースリリースPDF https://coda-cj.jp/wp/wp-content/uploads/2023/04/coda_newsrelease_20230421.pdf
日本郵便:国際郵便として送れないもの https://www.post.japanpost.jp/int/use/restriction/index.html
日本郵便:航空危険物等品名検索https://www.post.japanpost.jp/question/dangerous_goods_search/detail.php?detail_id=10&lang=_ja
OECD–EUIPO:Mapping Global Trade in Fakes 2025(2021年の偽造品貿易:USD 467bn / 2.3%) https://www.oecd.org/content/dam/oecd/en/publications/reports/2025/05/mapping-global-trade-in-fakes-2025_5c812e3c/94d3b29f-en.pdf
米国Census:Highlights of 2024 Characteristics of New Housing https://www.census.gov/construction/chars/highlights.html
日本の住宅規模 https://www.cbl.or.jp/slc/file/english.pdf